小谷美紗子「ことの は」Tour@duo music exchange(7/27)
ライブの話ついでに、先週の火曜日に、小谷美紗子のツアーファイナル@duo music exchangeに行ってきた。これも、本当は座って聴けたほうがさらによかったかなというライブだった。(duoは座席があるときもあるのだが、今回は全部立たせて詰め込むスタイルだった)今回はトリオだったので、立ってても聴けないことはなかったのだが、この人の曲を立って聴くというイメージは正直あまりなかった。

小谷美紗子のライブは昔夏フェスでちょろっと観ただけで、ほぼ今回が初めて。女性鍵盤弾き系の人はなんだかんだいって生よりもCDの方が良い、という風になりがちで、この人のこともきっとそうだろうなぁと思っていた。だから正直あまり期待していなかったのだ。小谷美紗子、ごめん。

急に思い立って出かけることにしたので、とりあえずiPodに全曲詰め込んで、ぐるぐるローテしながら当日券を購入。新しいアルバム「ことの は」が結構良いので期待が少し膨らんで会場へ。

set list

1.空の待ち人
2.日めくり
3.who
4.YOU
5.The Stone
6.Faint odor
7.still have us
8.線路
9.Over come
10.雨音呟く
11.青さ
12.Rum&Ginger
13.消えろ
14.(新曲らしい)
15.手紙

アンコール
16.Out
17.ハイ、まずわたしから

僕はデビューした頃の「重たくて」「ちょっと怖くて」みたいな路線の歌よりも、どちらかというとトリオをやり始めたあとの路線の方が好きなのもあって、すごく楽しめる構成だった。すごい好きな「still have us」も演ってくれたし。

あっという間の2時間弱で、とにかく思ったのはデビューの頃と比べて圧倒的に歌が巧くなったということ。ライブがCD録音の劣化版ではなくて、すごい完成度の高い演奏&歌唱だった。とりあえず、女性鍵盤弾きのなかでは僕の中で文句なしの1番に躍り出ました。トリオのドラムやベースにも負けない声量と、豊かな表現力。それに、巧い鍵盤弾きの女性シンガーに僕が勝手に感じる色っぽさや影(これが大事)が、テレビとかでちょろっと観たことがあった昔のこの人からは比べ物にならないくらい出てるのだ。

勝手に思っていることなのだが、鍵盤弾きには2種類あって、鍵盤の上で踊る(あるいは"あえて"踊らされる)タイプと、鍵盤を手なづけようとするタイプの2種類のミュージシャンがいる(正確に言えばあと1種類"ただ弾きながら歌っているだけ"という人種がいるが)と思っていて、女性のミュージシャンであれば、僕はどちらかというと後者が好きなタイプなのだ。今回の小谷美紗子のライブアクトには、その点思い切り射止められてしまった。この夜の彼女は完璧に鍵盤を手なづけ、そして唄っていた。



| Live Repo | 2010.08.02 Monday | comments(2) | trackbacks(0) | このエントリーを含むはてなブックマーク
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カンチガイもハナハダしい私の人生(2010)
カンチガイもハナハダしい私の人生(DVD付)
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KAN,ASKA

KANのお久しぶりのアルバム。
ちなみに彼のWEBサイトのコラム(金曜コラム)はイマドキアナログな感じながら本当に面白いのでぜひお勧め。

この人は日本のポップスの書き手の中でも数少ないオールラウンダーな、まぁ天才である。こういう感じは努力では絶対出ない。(KANが努力してないっていってるんじゃないよ)この人の書くメロディの絶妙なコード感や品のよさや、軽みや洒落っ気は練習では出ないものだ。

1曲目の「REGIKOSTAR〜レジ子スターの刺激〜」でいきなりこの人がバカな天才だったことを無理やり思い出させられる。47才、アラウンドフィフティーが本気でPerfumeへのオマージュ。聴いてるほうもつい、Perfumeがこの曲を唄い踊る姿を想像させられてしまう。よくできているが、おバカだ。

とっても濃厚な9曲だが、僕は意外と「ピーナッツ」が一番好きかもしれない。ピーナッツの殻の中の寄り添う豆二つを見て、過ぎ去りし恋の思い出を書ける着想は、すごいなと思う。こういう風に歌詞を書いてみたい。やっぱりこの人は只者ではないのだ。
| 2000-(Japanese) | 2010.04.04 Sunday | comments(15) | trackbacks(0) | このエントリーを含むはてなブックマーク
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グッド・タイム・ミュージック
グッド・タイム・ミュージック
グッド・タイム・ミュージック
斉藤哲夫

斉藤哲夫といえば、宮崎美子の「ピカピカ」での一発屋という印象しかなかった自分が、大学生の時にめぐり合ってびっくりしたアルバム。 古さを感じさせない、という言葉がとてつもなく陳腐に感じられる。

もっと語り継がれ聴き継がれるべき名盤。1曲目「どうぞよろしく」や、アルバム同題の6曲目の音の重ね方、コード進行、コーラスワークは今聴いても新鮮で、斉藤哲夫という人の奥の深さと、このアルバムが出た頃、歌謡曲全盛時代の裏側での日本のロック・ポップスの潜在能力を思い知らされる。
| -1979(Japanese) | 2010.03.07 Sunday | comments(3) | trackbacks(0) | このエントリーを含むはてなブックマーク
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